【トピックス】　市場の改変　　～　変らないのは変えないからだ　～

イラスト・キャラクター・漫画・ロゴ・デザイン等の需要は今や企業から個人へと広がり、
インターネットの発達普及と共に企業間の取引量とプライベートでの取引量との差が年々縮まっています。

今は良質なフリー素材が多く出回っていて
有料でクリエイターなどに依頼しなくてもイメージ素材が手に入るようになりました。

安価な制作ソフトも販売され、ちょっとした知識や技量を持っていればオリジナル作品も作れる時代です。
専業でやっている法人、個人の制作者としては非常に厳しい市場になっています。

フリーランスの自分としては他サービスとの違いを出し、どれだけ付加価値を付けられるかが
営為継続できる鍵だと思っています。

しかし商品力を上げるだけではやっていけません。
単価が安いイラスト制作においては同時に生産力も必要になります。
これはどの業種でも同じだと思います。

イラスト、キャラクター、漫画などの制作はとにかく制作時間がかかります。
一般の人が考えているよりも打ち合わせや作業に多大な時間と労力を要する仕事なのです。

しかし残念ながら現在の日本の一般的な制作報酬は労力と対価がまるで合っていません。

30～40時間かかるような作業依頼を1万円以下で依頼してくる場合があります。
30～40時間の労働時間と言えば一般の会社員の1週間の労働時間くらいです。
1週間働いて1万円では当然生活はできません。

相場料金を知らない一般人なら仕方が無い認識ですが日頃からイラスト等を扱っている企業などが
こういった料金を提示してくる場合があります。
イラスト制作に多くの時間と労力が必要だと知っているにもかかわらず当たり前のように非常識な報酬額を提示してくるのです。

日本の平均単価で外国のクリエーターに依頼すると、あまりにも安い金額なので
外国人クリエーターはイタズラかと思い依頼を受け付けてくれないという話をよく聞きます。

それくらい日本の料金単価が非常識と思われるほど安価なのです。
現状の価格を改善しなければ「専業クリエイター」は消えていくでしょう。

私もこの現状に危機感をもっており、大手の制作サービスサイトなどに市場の意識改善を広報してもらえるよう協力をお願いしました。

するとやはり多くの同業の方も少なからずこの事態を憂慮しているようで意見の賛同を得る事が出来ました。
関係者各位の皆様方と力を合わせて適正な労働環境へと改善していければと思っております。

ユーザーの皆様にもご理解頂き、ご協力頂ければ幸いです。

～　ショウライ　～

サイト　　KACHILINE PRODUCTION（カチラインプロダクション）～ショウライ～
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